ひとり芝居、バックミラー、隠花植物、期待と名づける ( 佐野洋、新章文子、結城昌治、樹下太郎 )
残念な出来の4作は短評のみで、まとめてしまいます。
ひとり芝居(佐野洋)
設定があまり面白くない。ラストのひと工夫だけか。
桃源社 昭和35年12月25日発行 263ページ 280円
バックミラー(新章文子)
50ページでギブアップ。女流作家特有のくどくどジメジメした展開にはついていけません。
桃源社 昭和35年12月30日発行 279ページ 280円
隠花植物(結城昌治)
レベルが低いスリラー仕立てで、同性愛に対する認識を含め古臭い。
桃源社 昭和36年3月25日発行 265ページ 280円
期待と名づける(樹下太郎)
予想通りの展開で何のひねりもない退屈な話。「期待はずれ」と名づける。
桃源社 昭和36年3月10日発行 269ページ 280円