島田の軽快なミステリに感心するも、風太郎にがっかり。 上を見るな(島田一男) 「上を見るな」は、講談社「書下ろし長編探偵小説全集」の一巻で昭和三
この時代の作品には妙な古臭さを感じてしまい、今ひとつ世界に入り込めません。 からみあい(南條範夫) 癌によって死期の近いことを悟った会社社長’河
暗く陰気な黒岩、子供だましの梶山、業界ネタだけの邦光。どれも今では賞味期限切れ。 正直いって、この巻を手に取るのはいささか躊躇しました。どう見
お馴染み揃いの短編名作集。看板に偽りはありませんが..。 題名 作者 評点 コメント 黒潮殺人事件 蒼井雄 5.0 [新探偵小説 昭和二十二年七月]戦前の紀伊半島
昭和40年代前半の名作集。楽しく読めました。 題名 作者 評点 コメント 羊歯行 石沢英太郎 7.5 [推理ストーリー 昭和四十一年八月]羊歯収集という題材をベー
「異郷の帆」の素晴らしが印象に残る一巻 異郷の帆(多岐川恭) 江戸元禄時代の出島を舞台にした異色作。 青年通詞である浦垣助は、同僚で「転びバテレン