EQMM 1956/10 No.4 特集本格中篇探偵小説

この号は面白い作品揃い、大変楽しく読めました。

題名 作者 評点 コメント
白の研究 ニコラス・ブレイク 7.5 犯人当てのテキストとしてよく出来ている。
天外消失 クレイトン・ロースン 9.0 消失トリックだけでなく、犯人の設定も面白い。傑作でしょう。
解剖学教程 マイケル・イネス 6.5 スパイは少し場違いの感があるが、設定は面白い。
出口はわかっている ナイオ・マーシュ 5.0 結局誰が犯人だったんだ?
あなたのお金を倍に エラリイ・クイーン 7.0 パズルとしてよく出来ている。
決断の時 スタンリイ・エリン 8.5 やはりエリンは面白い。モダン・リドルストーリーである。
骨折り損のくたびれもうけ ロス・マクドナルド 8.0 良くできた構成とちょっとしたひねりで読ませる。
作品解説 エラリイ・クイーン
望遠レンズ
ぺいぱあ・ないふ アンドリュー・ガーヴ「サムソン島の謎」
第一講探偵小説をどう読み始めたらよいか 「何を最初に選ぶか」
表紙 勝呂忠 巻頭にマンフレッド・B・リー、巻末にスタンリイ・エリンの「日本語版への賛辞」あり。
カット 勝呂忠
ページ 130ページ
定価 100円 地方103円