EQMM 1956/11 No.5

読ませる作品が多く、5冊目だがまだまだ退屈しません。

題名 作者 評点 コメント
100パーセント・プラン ジェームズ・ヒルトン 7.0 語り口が旨い。ラストは少し陳腐かな。
黒い小猫 A・H・Z・カー 6.5 期待していたが、大したできではない。
ロアルド・ダール 7.5 これは結末を知っていたので、楽しめなかった。インチキがバレる部分も弱い。
一度でたくさん アンソニー・ギルバート 6.5 予想通りの展開だが、読ませる魅力はある。
匿された金 エラリイ・クイーン 7.0 これしかないとは思うが、よく考えられている。
髪ひとすじ ニコラス・カーター 5.0 予想通り陳腐な出来。
冷蔵庫の中の赤ん坊 ジェイムズ・M・ケイン 4.0 どこが面白いのかわからん。
耳飾り ウイリアム・アイリッシュ 7.5 ラストは少し予想できるが、面白く読ませる。
作品解説 エラリイ・クイーン
望遠レンズ
ぺいぱあ・ないふ ジョン・マクパートランドの「Danger for Breakfast」
第一講探偵小説をどう読み始めたらよいか 「クリスティーから始めましょう」
表紙 勝呂忠
カット 勝呂忠
ページ 130ページ
定価 100円 地方103円