EQMM 1956/12 No.6 特集アガサ・クリスティー

ちょっと今ひとつの作品が多かった。ポワロ物初期短編がつまらないことも、よくわかりました。

題名 作者 評点 コメント
燕京畸譚 ヘレン・マクロイ 8.0 中盤が少し退屈だったが、舞台と相まって良く出来ている。
サンタクロースの受持区域 レックス・スタウト 6.0 スタウトには珍しい小品。
影の影 マイケル・イネス 6.5 ムードはいいが、解決は拍子抜け。
穴のあいた記憶 バリイ・ペロウン 7.5 設定が面白い。ラストも効いている。
波止場の殺人 バッド・シュールバーグ 6.0 ラストが陳腐だ。
黒い台帳 エラリイ・クイーン 5.0 この隠し方はないだろう。
六つの陶器人形 アガサ・クリスティー 4.0 よく展開がわからん。
消えた設計図 アガサ・クリスティー 4.0 これもよくわからない。
プリマス急行 アガサ・クリスティー 5.5 古臭い。
クラブのキングに気をつけろ アガサ・クリスティー 6.0 それなり。
作品解説 エラリイ・クイーン
望遠レンズ
ぺいぱあ・ないふ ピエール・ボアローとトーマ・ナルスジャックの「呪いの目」、ポケミスの「魔性の眼」かな。
第一講探偵小説をどう読み始めたらよいか 「Bタイプはガードナー」
表紙 勝呂忠
カット 勝呂忠
ページ 130ページ
定価 100円 地方103円