EQMM 1957/1 No.7

この号はバリエーション豊富、いろいろな作品が読めて楽しいな。

題名 作者 評点 コメント
死者もし語るを得ば コーネル・ウールリッチ 5.0 淡々と展開する平凡な話。なんのサプライズもない。
六ペンスの歌 アガサ・クリスティー 5.5 ポワロが出ないほうが面白い。でもこの解決はないな。
ママは祈る ジェイムズ・ヤッフェ 7.5 伏線もうまく引かれていて、よく考えられている。
主義の女 ロイ・ヴィカーズ 6.5 女性の怖さがよく書かれている。
暗殺者クラブ ニコラス・ブレイク 7.0 犯人の設定が面白い。
二本のするどいナイフ ダシール・ハメット 7.5 ハメットは展開が速いので、油断すると筋を追うのが難しい。
奇蹟を解く男 カーター・ディクスン 8.0 密室トリックはつまらないが、H.Mが出てくるだけで楽しい。嫌味なばあさんを書かせると一級品だ。
作品解説 エラリイ・クイーン
望遠レンズ
ぺいぱあ・ないふ ハーバート・ブリーンの「真実の問題」
第一講探偵小説をどう読み始めたらよいか 「あなたはドライ」
表紙 勝呂忠
カット 勝呂忠
ページ 130ページ
定価 100円 地方103円