EQMM 1957/3 No.9

これまた秀作が揃っているぞ。

題名 作者 評点 コメント
告別 ロアルド・ダール 8.0 こういうアイディアがよく浮かぶものだ。
世界の涯にて ロード・ダンセイニ 5.0 ちょっとした話というレベル。
籬をへだてて シャーロット・アームストロング 8.0 謎は今ひとつだが、構成が面白い。
スペインの伊達男 スチュアート・パーマー 8.5 中盤の展開から犯人の正体まで、良く出来ている。
晩餐後の筋書 コーネル・ウールリッチ 7.5 再読だったので筋書きを思い出してしまったが、緊張感のある話である。
11才の証言 Q・パトリック 8.0 語り口と意外性で読ませる。
ブレッシントン計画 スタンリイ・エリン 7.5 インパクトのあるプロットだ。
作品解説 エラリイ・クイーン
望遠レンズ
ぺいぱあ・ないふ アイアン・フレミングの「Live and Let Die」、イアン・フレミングの「死ぬのは奴らだ」ですね。
表紙 勝呂忠
カット 村井正彦
ページ 130ページ
定価 100円 地方103円

ここからの編集ノートは、「都筑道夫」の署名。下記のような記述あり。
編集部の総勢は10数人。EQMMのスタッフは、進行を指揮しているのが福島正実、その実際を担当するのが小泉太郎、企画編集の責任はかく言うわたし。定評あるレイアウトはベテラン西沢揚太郎氏のセンスである。