EQMM 1957/11 No.17

最近の低調を覆す出来。どれも楽しく読めた。

題名 作者 評点 コメント
魔霊殺人事件 フレドリック・ブラウン 7.0 主人公とヒロインが楽しい。
見えない扉 マージェリー・アリンガム 7.5 小粒でピリッと辛い逸品。
権威の象徴 ヘンリー・スレッサー 7.5 ラストでくすりとさせるのは職人芸だ。
ラッフルズと皇女アーメン バリイ・ペロウン 7.5 このシリーズは予想以上に楽しい。
奇妙な魚 ケム・ベネット 7.0 後味が良い。
四階の部屋 アガサ・クリスティー 8.0 この作品は良く出来ている。
打ちそこなったゴルフ・ボール ケリイ・ルース 6.5 平凡なお話。
殺人模様 チャールズ・B・チャイルド 6.0 舞台をバグダッドに持ってきたわりにはエキゾチズムを感じない平凡作。
幸運な刑事 スティーヴ・フィッシャー 4.0 まるで面白くない。訳者は杉山季実子、小泉喜美子かな。
罠を探せ スチュアート・パーマー & クレイグ・ライス 7.5 マローンが出てくるだけで面白い。犯人の設定も考えられている。
作品解説 エラリイ・クイーン
ぺいぱあ・ないふ イヴァン・ハンター「On the Sidewalk Bleeding」歩道に血を流して
みすてり・がいど 第二講探偵小説とはなにか
望遠レンズ
表紙 勝呂忠
カット 勝呂忠
ページ 130ページ
定価 100円 地方103円