EQMM 1958/2 No.20

面白くない作品が多いなかで、クリスティはさすがである。

題名 作者 評点 コメント
ある老人の死 アーサー・ミラー 5.0 何を書きたいのだろうか。
三人の寡婦 エラリイ・クイーン 6.5 筋書きはわかる。
手口がわかれば マイケル・ギルバート 6.5 いわゆるプロバビリティの犯罪ですな。
首のない男 トマス・W・ハンシュー 7.0 趣向が面白い。
生と死の問題 ジョルジュ・シムノン 4.0 こんな内容で長々と読まされるのはかなわない。
帽子のハリイ手柄噺 フィリップ・マクドナルド 4.0 よくわからない。
語るに落ちる リチャード・ハル 6.0 言葉尻を捕らえただけだ。
轢き逃げ A・H・Z・カー 6.0 ちょっとオチがよくわからん。
理想の女中 アガサ・クリスティー 8.0 このトリックは面白い。
魔法の絵 マイケル・イネス 4.0 いまひとつよくわからん。
女家主の弟 エリック・アンブラー 5.0 つまらない作品が続く。
壜づめの妻 マイクル・フェッシャー 7.0 妙におかしい話。もう少しギャグを膨らましたら傑作になったかもしれない。
作品解説 エラリイ・クイーン
証人席 渡辺啓助 主婦の買物篭
ぺいぱあ・ないふ ハリントン・ヘクスト「誰がコックロビンを殺したか」誰が駒鳥を殺したか(3)
望遠レンズ 中島河太郎 一九五七年回願
表紙 勝呂忠
カット 上泉秀俊
ページ 130ページ
定価 100円 地方103円