EQMM 1958/7 No.25 創刊2周年記念特大号

つまらない作品で水増しの特大号。

題名 作者 評点 コメント
歌う杖 エドガー・パングボーン 4.0 原始を舞台にしただけがとりえ。
不敗のアリバイ F・W・クロフツ 5.0 クロフツの短編というのが全て。
演説 ロード・ダンセイニ 6.5 当時としては面白い筋書きだったのでは。
物は証言できない エイヴラム・デイヴィッドスン 7.5 時代背景とラストがうまくマッチしている。
聖ヴァレンタイン祭の殺人 ミニヨン・G・エバーハート 7.0 ちょっと面白い展開とハッピーエンドがいいな。
デイシー事件 ロイ・ヴィカーズ 5.0 この作家は辛気臭い。今回は筋もよくつかめない。
興奮クラブ L・J・ビーストン 6.0 相変わらずの展開。一作読めば予想できる。
名探偵マリナー P・G・ウッドハウス 7.5 この題材でここまで書けるとは、さすがである。
おふくろ マーク・ヴァン・ドーレン 4.0 つまらない
良心の問題 トマス・フラナガン 5.0 筋がよくわからなかった。
5-4=殺人犯人 ベイナード・ケンドリック 7.5 この設定はなかなか面白い。
3Dクラブ オグデン・ナッシュ 4.0 話がわからん。
あの墓を掘れ! ロバート・ブロック 4.0 なんてつまらん話だ。
殺人はもう御免 レックス・スタウト 7.5 流石に読ませる。敵役の検事とのやり取りも面白い。
What’s His Line? エドマンド・クリスピン 翻訳コンテストの課題。英語なので読まない。
作品解説 エラリイ・クイーン
深夜の散歩(1) 福永武彦 新連載
反対訊問 ICBM
ぺいぱあ・ないふ ウィリアム・マッギヴァーン「明日との争い」明日に賭ける
望遠レンズ
探偵小説風物誌 中内正利 新連載。この号は通常ページで見開き。
«あの墓を掘れ!»特別解説 河野隆次
表紙 勝呂忠
カット 北園克衛、勝呂忠、金子三蔵、吉田政次、上泉秀俊
ページ 202ページ
定価 150円 地方155円