EQMM 1958/10 No.28

リーダビリティのある作品が揃っている。

題名 作者 評点 コメント
不思議の国の犯罪 ルーファス・キング 6.0 題名負けだな。
読者への挑戰 ヒュー・ペンティコースト 6.0 結末がごたついていて、作者の意図がよくわからない。
天から降つて来た死体 A・E・マーチン 6.5 めまぐるしい展開。ラストは少し面白い。
うまくいつたようだわね トマス・フラナガン 7.0 女に乗せられていく弁護士が面白い。
一生懸命やりまショウ スチュアート・パーマー 6.5 単純なプロットだが、おなじみのメンバーで楽しく読める。
火星のダイアモンド ポール・アンダースン 7.0 謎解きは今ひとつだが、舞台設定を買う。
にやおうん エドガー・パングボーン 2.0 なんだこりゃ
特別料理 スタンリイ・エリン 8.5 名作は違う。結末は誰でもわかるが、それを書く筆力がすごい。
作品解説 エラリイ・クイーン
深夜の散歩(4) 福永武彦 メグストン島の方へ アンドリュー・ガーヴ「メグストン計画」
反対訊問 XYZ
ぺいぱあ・ないふ ハリイ・オルズガー「さて、殺人をやってごらんになりますか」殺人をしてみますか?
望遠レンズ
探偵小説風物誌 中内正利
表紙 勝呂忠
カット 北園克衛
ページ 138ページ
定価 100円 地方103円