EQMM 1959/1 No.31

この号は変な作品が多い。

題名 作者 評点 コメント
五十一番目の密室 ロバート・アーサー 8.0 再読だが、やはり面白い趣向である。楽屋落ちも楽しい。都筑道夫が「特別解説」を書いて登場作家の紹介をしている。
レディ・キラー ウィルバー・D・スティール 2.0 こんな作品載せるなよ。
模範的殺人法 フレドリック・ブラウン 7.0 馬鹿らしい話だが笑わせる。
神さまの思し召し スタンリイ・エリン 7.0 ラストが皮肉に溢れている。
お父ちやん似 ブライアン・オサリヴァン 7.0 本当にこの作家、9歳なのか。良く出来ている。
懐郷病(ホームシック)のビュイック ジョン・D・マクドナルド 6.0 期待していたが、大した出来ではなかった。
門は開く グラディス・クラフ 4.0 よくわからん。
八一番目の標石 T・S・ストリブリング 6.0 不思議な話だ。どう評価していいかわからない。
義兄弟 クェンティン・レナルズ 5.0 なんでこんな作品が載るのだろう。
だれが駒鳥二世を殺したか? ジョゼフ・スタラッド 3.0 見開きのパズル。こんな謎がわかるか。
ノエル・ノエル バリイ・ペロウン 6.5 この作家は筆力がある。
汝は見たまう神なり Q・パトリック 6.0 少し間抜けな主人公が哀しい。
黒いノート 松本清張
隣の椅子(3) 有馬頼義
深夜の散歩(6) 福永武彦 「マーロウ探偵事務所の方へ」
反対訊問 1958年回願 。中心にいる作家は松本清張、仁木悦子、大薮春彦、有馬頼義、多岐川恭などで、専門作家はいないとしている。
日真名氏あわてる 双葉十三郎 テレビ番組「日真名氏飛び出す」の内輪話。
ぺいぱあ・ないふ ジョゼフ・ヘイズの「命がけの時間」The Desperate Hours
望遠レンズ
探偵小説風物誌 中内正利
表紙 勝呂忠
カット 勝呂忠
ページ 146ページ
定価 100円 地方103円