EQMM 1959/2 No.32 新春に贈る中篇特集

作品の質に違いがありすぎる。暗くて貧乏臭い話は勘弁してくれ。特大号なので、ページ水増しかな。

題名 作者 評点 コメント
カーテンの向う側 ヘレン・マクロイ 6.0 ラストに何の捻りもない。
この手で人を殺してから アーサー・ウイリアムズ 7.5 再読なのと趣向が古くなっているのが残念だが、当時は新味があったろう。
デッドロック エドマンド・クリスピン 7.5 作者には珍しい少年を主人公にしたもの。雰囲気が良いし、犯人設定も面白い。。
隣りの夫婦 マーガレット・ミラー 6.0 平凡な話。
生まれながらの殺人者 ドロシー・ソールズベリ・デイヴィス 4.0 何を読んでもつまらない作家である。
早く起こすよ マーガレット・ペイジ・フード 3.0 こんな作品載せるなよ。
ラヴデイの打ち明け話 L・J・ビーストン 7.5 これは面白く読めた。
勝つ道なし メルヴィル・D・ポースト 5.5 この謎解きは推測できない。
告発状 フレドリック・ブラウン 7.0 ブラウンらしいショートショート
矛盾だらけの事件 ヒュー・ペンティコースト 7.0 話が転がっていくのが面白い。
汽笛一声 スチュアート・パーマー & クレイグ・ライス 6.0 少しバタついていて、まとまらない。
慈悲の心 エリザー・リプスキイ 3.0 貧乏臭く宗教臭い。こんな作品載せるなよ。
世界一のノッポ ジャネット・グリーン 5.5 舞台設定は面白いが、ミステリとしては平凡。
黒いノート 松本清張
隣の椅子(4) 有馬頼義
深夜の散歩 福永武彦 休載
反対訊問 1958年回願続き
ぺいぱあ・ないふ カーター・ブラウンの紹介。
望遠レンズ
探偵小説風物誌 中内正利
オペレーションプリンセス 峯岸久 皇太子妃を巡っての報道協定の話
100%ハードボイルド 田中小実昌
負けおしみではないが 井上一夫
表紙 勝呂忠
カット 金子三蔵・上泉秀俊・北園克衛・難波田竜起
ページ 210ページ
定価 150円 地方155円