EQMM 1959/3 No.33

看板作家以外、つまらない小説ばかりだ。

題名 作者 評点 コメント
見えぬ手の殺人 カーター・ディクスン 6.0 カーにしてはあっさりとした展開で、盛り上がらない。
雌鹿の処刑 パット・スタッドリイ 4.0 今ひとつ趣向がわからない。
帰郷 ヴェロニカ・P・ジョーンズ 3.0 こんなもの読ませるなよ。
食うか食われるか オグデン・ナッシュ 5.0 意味が分からない。
マリアはなんでも知っている フロイド・マハンナ 6.5 謎はそれなりだが、マリアという人物が妙に面白い。
お先棒かつぎ スタンリイ・エリン 6.5 さすがにエリンは読ませるが、結末は今ひとつ。
対話 ガイ・ネドモン 5.0 アイデイアは買う。
誰にも教えない ハル・エルスン 5.0 なんの意外性もない話。
老人 ヘンリー・スレッサー 7.0 さすがスレッサー、笑わせてくれる。
女と虎と ジャック・モフィット 6.0 話の展開が冗長で、ラストが今ひとつ生きていない。
黒いノート 松本清張
隣の椅子(5) 有馬頼義
深夜の散歩(7) 福永武彦 「ワグラム街のバーの方へ」
反対訊問 L・S・P
ぺいぱあ・ないふ カーター・ブラウン「金髪」ブロンド
望遠レンズ
探偵小説風物誌 中内正利
「私」という視点 中田耕治 ハードボイルドの一人称の話。
表紙 勝呂忠
カット 勝呂忠
ページ 146ページ
定価 100円 地方103円