EQMM 1959/5 No.35

読ませるのはクイーンとロースンだけですね。

題名 作者 評点 コメント
動機 完結篇 エラリイ・クイーン 7.5 地方環境を舞台に緊張感ある展開、人物像が良い。プロットも説得力がある。
エイプリル・フール マーク・ヴァン・ドーレン 7.0 奇妙な設定と謎解きがそれなりにマッチしている。
世に不可能事なし クレイトン・ロースン 7.5 トリックは大したことはないが、宇宙人の犯罪というギミックが面白い。
あね、おとうと ベン・ベンスン 5.0 二流のテレビドラマのような小説。
一人も敵のない男 ウォード・ホーキンス & ジョン・ホーキンス 5.0 真相に辿り着く過程がいい加減である。
馬をのみこんだ男 クレイグ・ライス 6.0 落語みたいなショートショート(2019/06/17)
白い馬鹿 ウイリアム・カニンガム 5.0 結末がよくわからん。
背は身を助く マージェリー・アリンガム 6.0 いつものアリンガム
人形じみた男 ウイリアム・サンソム 3.0 つまらん。
法の妙味 W・サマセット・モーム 6.5 さすがに話の展開がうまい。
罪なきものは石をとれ E・S・ガードナー 5.5 ガードナーにしてはもたつく展開。
黒いノート 松本清張
隣の椅子(7) 有馬頼義
深夜の散歩(9) 福永武彦 「ヨット「幸運児」の方へ」
反対訊問 M・Q・S
ぺいぱあ・ないふ W・B・スティーブンスンの「名作表」紹介
望遠レンズ
探偵小説風物誌 中内正利
表紙 勝呂忠
カット 金子三蔵
ページ 146ページ
定価 100円 地方103円