EQMM 1959/9 No.39

要所に面白い作品があって、楽しめました。

題名 作者 評点 コメント
うつろな龍 エラリイ・クイーン 6.5 オーソドックスな謎解き短編。変な名前の日本人はご愛嬌。
人を呪わば ヘンリー・スレッサー 6.0 類は友を呼ぶか。納得の結末。
バーニイ王のごあいさつ チャールズ・グリーン 7.5 こういうストーリー展開は楽しいね。
猫とねずみ ジュリアン・シモンズ 7.0 よく考えられた構成だ。
地上最大の怪物 ブライス・ウォルトン 6.5 思いつめた怪奇役者がよくかけている。
銃をもった影 マッキンレイ・カンター 5.0 できすぎの設定。
心の恐怖 トマス・ウォルシュ 5.0 この手のクライムストーリーは読みたくない。
やがて走りくる人々 ハーバート・ブリーン 7.0 ちょっとした意外性が嬉しい。
真実の瞬間 ウェス・ルーピン 5.5 よくある話。
帽子から飛び出したうさぎ クリスチアナ・ブランド 8.0 凝った構成で読ませる作品。
黒いノート 松本清張
隣の椅子(11) 有馬頼義
深夜の散歩(13) 福永武彦 「クール&ラム探偵社の方へ」
反対訊問 LVR
探偵小説不作法講座 都筑道夫 第三講「推敲をしましょう」
ふたりで犯罪を(新連載) 都筑道夫 対話形式だが、一人二役と披露している。
探偵小説風物誌 中内正利
懸賞小説「箱の中にあったのは?」当選発表 答案総数1641通で正解が87通とのこと。当選正賞は賞金5千円とEQMM1年分。
表紙 クロード・岡本
カット 勝呂忠
ページ 144ページ
定価 100円 地方103円