EQMM 1960/6 No.48 読者への挑戦 1等30000円

飛び抜けた作品はないが、楽しく読めました。

題名 作者 評点 コメント
蚤をたずねて スタンリイ・エリン 6.5 蚤の擬人化がおかしい。
素晴らしき日 P・G・ウッドハウス 4.0 おちがわからん。
黄色いジャンパー ロイ・ヴィカーズ 5.0 なんのひねりもない犯罪実話のようだ。
女心を識る男 A・H・Z・カー 7.0 ホームズばりの推理展開はなかなか。最後のオチにもうひと工夫欲しかった。
犯人はどいつだ モートン・ウォルスン 7.0 中盤で検討はつくが、悪くない出来。
マーリニと嘘発見機 クレイトン・ロースン 6.0 「読者への挑戦」問題編。50号の解答編をカンニング。これは気が付かないといけないかも。
未亡人ポーチ ジャック・フィニイ 6.5 面白い展開。題名が効いてくる。
弱点 W・C・キング 5.5 緊張感に乏しい。
危険な娘 ヒュー・ペンティコースト 7.5 軽快な展開で楽しく読める。ラストの意外性も悪くない。
隣の椅子(20) 有馬頼義
バック・シート 中村真一郎 クリスティ「無実はさいなむ」
紙上殺人現場(その六) 大井広介
EQMM翻訳紳士録<3> PON 青田勝氏
ミステリラウンジ(4) 扇谷正造 事実と小説
ミステリニューウェイブ Sin 二千五百万部売りつくしたカーター・ブラウン
新人脚本家を待望する。 刺片子
東京三面鏡(2) 青木雨彦 事件記者日記
探偵小説風物誌 中内正利
表紙 稲垣行一郎 クロード・岡本から交代だ。
カット 北園克衛 表紙に直接惹句「読者への挑戦 1等30000円」とある。初めてじゃないかな。このために画家を変えた?
ページ 144ページ
定価 100円 地方103円