EQMM 1961/8 No.62

フラナガンとパトリックは良かったけど、残りは今ひとつ。でも2作面白ければ、良しとしないといけないでしょう。

題名 作者 評点 コメント
柳のある道 シンクレア・ルイス 5.0 後半が宗教臭い話になってしまった。
国のしきたり トマス・フラナガン 8.0 やはりフラナガンは読ませる。密輸のからくりも考えられている。
オバディアの遺産 スティーヴ・フレイジー 4.0 後半の展開がくどくてつまらない。
青髭七人目の妻 ウイリアム・アイリッシュ 6.0 終盤の展開は何のひねりもなく平凡。
死んではつまらない ヒュー・ペンティコースト 6.0 ペンティコーストにしてはキレがない。平凡な出来だ。
礼節をもって死す ジェフリー・ハウスホールド 2.0 全くつまらない話。
デリケートな殺人者 ネドラ・タイア 4.0 言葉遊びだけで面白みがない。
鮭みたいな マッキンレイ・カンター 6.5 変なギリシャ人の謎解きが楽しい。
他人の毒薬 Q・パトリック 8.0 医師の毒殺事件を追うヒロイン。後半の展開はサスペンスフルだ。
エレガントな自殺の方法13講 その5 水洗自殺 ハロルド・メイヤーズ
隣の椅子(34) 有馬頼義
紙上殺人現場(その二十)大井広介
ミステリラウンジ(17) 扇谷正造
ミステリ・オン・ザ・ウエィブ 刺片子 咆哮する61年
ミステリニューウェイブ sin
あなたにそっくり(5)
東京三面鏡(16) 青木雨彦 事件記者日記
探偵小説風物誌 中内正利
表紙 上泉秀俊
カット 北園克衛
ページ 214ページ
定価 150円
  • 第三回EQMMコンテスト詮衡発表
    入選 該当者なし
    佳作(賞金各一万円) 死者には夢を:膳哲之助 ・ 棺:村みつる
    次号から掲載されるようです。