EQMM 1965/5 No.108 007号特集

本家に興味がないのに、パロディが面白いはずもなし。と思ったが、小松に大笑いさせてもらった。

題名 作者 評点 コメント
Mは2度泣く 小松左京 8.0 これは最高におかしい。ラストのオチなど吹き出してしまった。
007号/マカオの冒険 イァ*・フレ*ン* 3.0 全くつまらない出来。
007/アリゲーター フ*ミ*グ 4.0 こんなパロディが出るくらいの人気だったわけですか。
東京の印象 イアン・フレミング
フレミングの東京ガイド イアン・フレミング
フレミング最後に語る
007号的スタイル 小林秀雄
ジェームズ・ボンド論 丸谷才一
フレミング初紹介者の弁 都筑道夫
フレミングの魅力 生島治郎
007号あ・ら・か・る・と 山下諭一
巻談梵土亭 中原弓彦
007号パリの人気
007号をいかに読むべきか ー間諜哲学私見ー 稲葉明雄
007号読書ガイド 大伴昌司
フレミングの前歴
ダイヤモンド密輸作戦
誌上封切『ゴールドフィンガー』 欄木拓也
フレミングハイライト
表紙 目次 真鍋博
イラスト 真鍋博・金森達・杉村篤・竹久不二彦
ページ 178ページ
定価 170円

EQMM唯一の増刊号。本当に007は一世を風靡したのだということを痛感します。半世紀以上すぎた現在から見ると、映画はともかく小説は全く面白くないと思うのだけど。

この号では、小松左京の作品が傑作。Mはもちろん、英国情報局上がりということでH.M.にまで言及されていたりします。