HMM 1966/3 No.118

ブルテン以外ぱっとしない。つまらん話ばかり読まされるのはうんざりだ。

題名 作者 評点 コメント
ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 ウィリアム・ブルテン 8.0 再読でオチがわかっていたので今回高い評価はできないが、密室パロディの傑作でしょう。
エラリイ・クイーンを読んだ男 ウィリアム・ブルテン 6.0 これは今ひとつ。単なる謎解き物だ。
吸血鬼 トーマ・ナルスジャック 3.0 つまらない話にうんざり。
ある女の死 ジョナサン・クレイグ 5.5 謎解き要素がほとんどない警察物。
お墓の引越し レイ・ブラッドベリ 5.0 棺に眠る昔の恋人と老婆。変な話だ。
ウォーリイと田舎のいとこ ポール・W・フェアマン 5.0 手紙形式の他愛のないユーモア小説。
親友 ロバート・パッサーノ 4.0 幼馴染を轢き殺した男の話。なんのひねりもなくつまらん。
芸術院 ジョゼフ・ホワイトヒル 3.0 なんとも言いようのないつまらなさ。
チャンピオン リング・ラードナー 5.0 いつもの痛快さのない暗い話。
血まみれの掌跡 ピエール・カミ 6.5 これくらいバカバカしいと楽しい。
早がてん マーク・ブランデル 5.0 コートを取り違えた男の運命。予想通りの展開だな。
ベルリンの葬送3 レン・デイトン
007と日本漫遊 リチャード・ヒューズ
アメリカーうらおもて 小鷹信光
現代アメリカの風物 中内正利
進化した猿たち 星新一
地獄の仏 石川喬司
紙上殺人現場 大井広介
戦後推理小説裏面史(8) 大西順行
hmm5番館 大伴昌司
新着書拝見
没頭 梅田秀俊
漫画・小説・映画 矢野浩三郎
ミステリ名簿 大伴昌司 井上一夫氏
現代スパイ処世訓
ジョン・ル・カレの素顔
響きと怒り
表紙 高羽賢一
目次・扉 真鍋博
カット 勝呂忠・真鍋博・杉村篤・新井苑子・金森達・池田拓
ページ 202ページ
定価 190円

ブリテンの2作以外は、ミステリ味が殆どないショートストーリーばかり。そのうえレベルが低いときては、うんざりするしかないですね。