HMM 1969/8 No.160 恐怖と幻想特集号
中盤はレベルの低い作品が連続。うんざりしました。
| 題名 | 作者 | 評点 | コメント |
|---|---|---|---|
| 葦毛に乗った女 | ジョン・コリア | 7.0 | 美少女に魅入られた男の末路は..。オチが面白い。 |
| ドラキュラの客人 | ブラム・ストーカー | 5.0 | あの「ドラキュラ」の第一章だたったらしいが、繋がりがよくわからない。 |
| 大きな、広い、素晴らしい世界 | チャールズ・E・フリッチ | 2.0 | つまらない。 |
| 血は命の水だから | F・マリオン・クロフォード | 2.0 | 地の分が長々と続き退屈。おまけに宗教臭い話でつまらない。 |
| ヒルデガードと死刑廃止運動 | スチュアート・パーマー | 7.0 | ミス・ウィザーズ物。短い作品だがうまくまとまっている。 |
| 納屋の男 | キャサリン・ランボー | 2.0 | 何を書きたいのかよくわからん。 |
| エスターはどこ? | エイヴラム・デイヴィッドスン | 2.0 | これもよくわからない。 |
| 街は闇につつまれて | アーウィン・ショウ | 2.0 | 冗漫な展開で読むに耐えない。 |
| 女 | レイ・ブラッドベリ | 4.0 | 思わせぶりな展開だが、ラストがつまらない。 |
| ヘンショーの吸血鬼 | ヘンリー・カットナー | 8.5 | 怪しい宿に泊まった夫婦。彼らは伝説の吸血鬼なのか。予想はできるが結末が面白い。 |
| 死の半途に | ベン・ヘクト | 4.0 | 古臭い怪談。 |
| 選ばれたドア | バークリイ・マザー | 5.0 | 文章が今一つでストーリーがわかりにくい。 |
| くりのべられた審判 | ウィル・F・ジェンキンズ | 7.0 | すべてを食い尽くす兵隊アリの怪談。なかなか読ませる。 |
| クラレンス・ダロウは弁護する9 | アーヴィング・ストーン | ||
| 枯尾花奇談 | 矢野浩三郎 | ||
| MWA賞晩餐会に出席して | 平尾圭吾 | ||
| 新・進化した猿たち | 星新一 | ||
| 男性雑誌による現代アメリカのフォークロア | 片岡義男 | その13 プレスリーがマクルーハンをつくった! | |
| みすてり鳥瞰図 | 福田淳 | ||
| 地獄の仏 | 石川喬司 | ||
| 異常感覚歳時記 | 針谷愛 | 生き甲斐について | |
| 紐育の日本人 | 平尾圭吾 | 病院 | |
| ミステリ英語道場 | 中内正利 | ||
| ミステリ診察室 | M・W・A・エドガー賞発売(目次はこうなっているが発表の誤植)! | ||
| ノンフィクションガイド | 青木雨彦 | ||
| 海外ミステリ消息 | |||
| 響きと | |||
| ミステリ一駒漫画 | 梅田秀俊 | ||
| 編集長交代の記 | 常盤新平 | ||
| 表紙 表紙の言葉 | |||
| 目次・扉 | 真鍋博 | ||
| イラスト | 真鍋博・勝呂忠・金森達・池田拓・岩渕慶造・桜井一・楢喜八・田中武柴 | ||
| ページ | 202ページ | ||
| 定価 | 230円 |
今号は「恐怖と幻想特集号」。その中では、ヘンリー・カットナー「ヘンショーの吸血鬼」が出色の出来。とんでもない宿屋に泊まることになった夫婦が妙に楽天的なのも面白いし、ラストのオチも決まっています。なかなかの作品でした。
その一方で、中盤は読むに耐えない作品が連続しうんざり。遺憾ながら最近のHMMは、こういう展開がありがちですね。
さて、今月で編集長が交代、常盤新平から太田博へバトンタッチされました。今後に期待しておきます。