作家別採点表(A-B) ( 1998年〜2010年 )


Author Title Publisher Point Comment Date
Anthony Abbot The Creeps Dell Books 7.0 予想外に面白く読めた。過去の殺人がもう少しサスペンスフルならよかったが。 2000/05/09
ATMOT Night Club Lady Grosett & Dunlap 6.5 少し古臭いが、1931年作を考えると悪くない出来。「Circus Queen」に期待。 2000/10/18
Shudders Farrar&Rinehart 6.5 中盤が少し退屈なのだが、ラストにはびっくり。実行可能性は無視してもやられた。 2001/03/22
ATMOT Circus Queen Albatoros 6.5 犯人の設定は面白いが、論理的な展開に乏しい。所詮この程度の作家だろう。 2003/04/01
Harold Adams No Badge, No Gun Walker 4.0 この作家がプロなのが信じられない。もう少しレベルをあげないと話にならない。 2001/12/10
Herbert Adams The Chief Witness The Modern Library 4.0 この作家はやはり古臭い。読めないわけではないが。 2001/12/29
Cathaline Aird Henrietta Who? Bantam Books 5.5 過去のなぞが解けて行く過程が今一つ。犯人はすぐ分かる。 2003/08/19
Margery Allingham The Fashion in Shrouds Macfadden Books 1.0 ただひたすら退屈。どこが面白いのだろうか。 2001/10/24
David Anthony Organization Pocket Books 6.5 後半は中々楽しかったが、中盤が少し退屈だった。 2001/02/02
The Midnight Lady And The Mourning Man Fontana Books 7.0 後半の展開と意外な犯人は面白いが、少し長すぎて冗漫である。 2002/12/04
Hugh Austin Murder in Triplicate Sun Dial Mysteries 5.0 古色蒼然。ラストに意外性も何もなく、謎ときもつまらんアリバイ崩しベース。 2001/01/15
Michael Avallone The Spitting Image Curtis Books 6.5 双子を逆手に取ったトリックは楽しい。中盤が少し退屈。 2002/04/11
H.C.Bailey Black Land, White Land Doubleday Crime Club 5.0 いろいろ事件が起きるのだが、どこが面白いのかわからない。 2001/02/14
Robert Barnard Death By Sheer Torture Dell Books 6.0 たいした作品とは思えない。僕の英語力ではわからない表現が多いせいもあるが。 2000/11/29
Francis Beeding Death Walks In Eastrepps Dover Books 8.0 中盤の法廷シーンを経て意外な結末へと良くできた展開である。秀作。 2002/12/17
George Bellairs The Corpse at the Carnival Penguin Books 6.0 結末はがっかりだが、人物像は悪くない。マン島の雰囲気も良い。 1999/04/20
Fear Round About Walker British Mystery 5.0 なんだこの筋書は。何のサプライズもない。 2000/10/28
David Benioff City of Thieves VIKING 5.0 初めてのKindleなので我慢して読んだが、大した出来ではない。 2010/09/13
Anthony Berkeley The Poisoned Chocholate Case Dell Books 6.5 今一つ乗れなかった。悪い作品ではないが、巷でいわれるような傑作とは思わない。 1999/03/25
Jumping Jenny Black Dagger Crime 6.5 シェリンガムが偽証に走る姿が笑わせる。ラストも面白いが、中盤が平板。 2001/07/27
The Silk Stocking Murders Grosset & Dunlap 5.0 もはや古臭い。結末の意外性もないし、展開そのものがダルである。 2002/09/13
William Bernhardt Primary Jusitice Ballantine Books 7.0 ミステリとしては大した出来でないが、主人公の正義感と後味の良さがすがすがしい。 2004/04/26
Blind Justice Ballantine Books 8.0 二作目は法廷シーンも多く、犯人の意外性とユーモアで読ませる。 2004/06/03
Deadly Justice Ballantine Books 6.5 今回は少しテンポが悪い。動機も大げさすぎる。 2004/11/19
Perfect Jusitice Ballantine Books 7.5 良くできたシリーズ物。犯人の見当はついたが、面白く読めた。 2005/10/07
Cruel Justice Bantam Books 8.5 2つの事件共に面白い。法廷場面に緊張感もあり、登場人物も魅力的だ。 2006/09/21
Naked Justice Ballantine Books 7.5 楽しみなシリーズ。今回は本格的な法廷もので読ませる。 2007/04/28
Extreame Justice Bantam Books 6.0 今回はプロットが弱く出来が良くない。 2008/06/20
The Midnight Before Christmas Bantam Books 6.0 クリスマスストーリとして心温まる作品。 2008/12/18
Norman Berrow Ghost House St.Martin’s Press 5.5 中途半端なホラー。がっかりした。 1999/09/11
The Three Tiers of Fantasy Ramble House 7.5 解決はあっけないが趣向がよい。Berrowの筆力にも感心。 2006/01/29
Don’t Go Out After Dark Ramble House 7.0 犯人の設定と動機が良く考えられている。中盤が今一つ乗れない。 2006/04/06
The Footprints of Satan Ramble House 6.0 不可能状況の必然性に乏しい。ストーリ展開も前2作に較べ退屈。 2006/07/13
John&Emery Bonett Dead Lion Perrenial Books 4.0 これだけ退屈な話は、原書を読み始めて初めての経験。この作家は駄目だ。 1999/08/19
Bernald Borge Death in the Blue Lake Macdonald 6.5 植草がいうほどではないが、心理学を絡ませた謎解きは中々読ませる。 2000/07/26
Anthony Boucher The Case of Seven of Calvary Macmillan 6.0 幕間のやり取りや趣向は面白いのだが、いかんせん小説としてつまらない。 2000/01/26
Nine Times Nine IPL 7.0 密室物の佳作。犯人の設定も面白いし、登場人物にも好感が持てる。 2003/07/09
Rocket to the Morgue IPL 5.5 前作に比べると完成度が低い。密室の必然性にも乏しい凡作である。 2003/10/16
C.J.Box Open Season Berkley 7.5 犯人がすぐ分かるのは物足りないが、ワイオミングの自然と親子の愛情で読ませる。 2004/04/21
Christianna Brand Green for Danger Caroll & Graf 7.5 やはりBrandのひねりの効いたプロットは素晴らしい。続けて読みたい。 1999/01/03
Head You Lose Batam Books 5.5 とてもブランドとは思えない出来。狂人の犯行はないだろう。 1999/06/25
Suddenly At His Residence Bantam Books 6.0 ラストは面白いが、そこまでがあまりに読みずらく、高く評価できない。 2000/01/06
Herbert Brean Wilders Walk Away IPL 7.5 予想以上に面白かった。活劇あり宝探しあり恋愛ありのサービス満点の作品。 1999/11/18
The Traces of Brillhart Harper 6.5 前半の展開は面白いが、後半の盛り上がりが乏しい。 2003/02/06
The Darker The Night Pocket Books 5.5 話の展開は悪くないのだが、謎の設定が面白くない。犯人は誰でもいい感じである。 2003/05/21
Simon Brett A Comedian Died Warner Books 6.5 悪い出来ではないが、主人公の推理があてずっぽうすぎる。 1998/07/16
Lynn Brock The Deduction of Colonel Gore 5.0 長いだけ。どこが推理なのだ。訳されないわけである。 2000/04/21
Dan Brown Deception Point Pocket Books 7.0 この題材でここまで書く筆力には感心するが、話の展開は単純である。 2004/05/14
The Da Vinci Code Doubleday 7.0 世評ほどの面白さは感じない。設定も予想できる。 2004/07/29
Fredric Brown Fabulous Clipjoint Bantam Books 7.0 すがすがしい話である。ミステリとしては底が割れるが。 2000/11/09
Douglas G.Browne Too Many Cousins Dover Books 5.0 中盤の退屈さがこの作家の限界を示している。 2002/02/06
Leo Bruce Case for Three Detectives Academy Chicago Publishers 7.0 趣向は非常に楽しめる。ラストのひねりも良いが、描写の平板さが欠点。 1999/02/23
A Bone and a Hank of Hair Academy Chicago 7.0 青髭物として中々良くできている。ただ、全作読みたくなる作家ではない。 1999/07/28
W.J.Burley Wycliffe and Scapegoat Avon Books 6.0 いかにも英国風の警察小説だが、サプライズがない。 1999/05/01
Death in a Salubrious Place Walker British Mystery 6.0 読みやすいのはありがたいが、結末が理解できない。 2000/05/30
Miles Burton The Secret of High Eldersham Mystery League 1.0 退屈。途中でやめたかったが、流し読んだ。時間の無駄。 2001/11/05
Christopher Bush TCOT Forth Detective Lythway Press 2.0 これほど退屈な作品は久しぶり。この作家はもう読まない。 2001/05/22
Gwendolin Butler A Coffin from the Past Dell Books 1.0 何というつまらない話。100ページまで我慢したが、もう耐えられない。中断。 2003/04/14
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