作家別採点表(D-E) ( 1998年〜2010年 )


Author Title Publisher Point Comment Date
Max Dalman Buried Once WARD-LOCK 6.0 通俗的な活劇で本格物の面白さはない。しょせんこの程度の作家なのだろう。 2002/02/16
Priscilla Dalton The Silent, Silken, Shadows Paperback Library 5.0 どこがカーのパスティシュなのか。つまらんロマンスを読まされた。 1999/05/22
L.P.Davies Who is Lewis Pinder ? Signet Books 6.0 大したことなし。やはり訳されない作家はそれなりだということがわかる。 1999/09/29
William L.DeAndrea The HOG Murders Avon Books 6.0 世評ほどには感心しない。ネタはばれるし、中盤退屈。 2000/02/08
Jeffery Deaver Hell’s Kitchen Pocket Books 6.5 意外な犯人の設定は面白いが、ストーリー展開が今一つ趣味でない。 2002/09/07
Richard Deming Anything But Saintly Parmer Books 6.0 それなりに読ますのだが、犯人の動機がせこい。 2001/09/03
Roger Denbie Death on the Limited A.L.Burt Company 5.0 古色蒼然。犯人も謎も面白くない。 1999/12/20
August Derleth Sign of Fear Loring & Mussey 6.5 法廷シーンまであってサービス満点なのだが、謎が今一つ物足りない。 1999/08/26
Sentence Deffered Scribners 5.5 こんな杜撰な法廷はないと思うぞ。怪奇味もなく平凡。もうこの作家はいいや。 2001/06/26
D.M.Devine My Brother’s Killer Perennial Books 7.5 ラストの緊張感がよい。意外な犯人も効果的で後味も悪くない。気に入った。 2000/03/28
The Royston Affair Red Budge Mystery 7.5 ラストまで退屈させない佳作。謎そのものは大したことはないのだが、筆力に感心。 2000/06/20
His Own Appointed Day Walker 6.0 ラストの意外性は買うが、中盤少し退屈。前2作に及ばず。 2000/09/12
Death at the Elbow Walker 6.5 犯人の設定には感心したが、中盤が少し退屈。悪い作品ではない。 2001/01/06
Doctors Also Die Dodd Mead 6.5 犯人の設定はよく考えられているが、中盤が退屈だった。 2001/07/11
The Fifth Cord Walker Mystery 6.5 中盤が今一つ盛り上がらないのと、犯人の見当がつく点が不満。 2001/11/14
The Sleeping Tiger Walker and Company 8.0 久しぶりに最後まで緊張感を落とすことなく読めた作品。やはりDevineは良い。 2002/06/05
Death is My Bridegroom Walker 6.0 結末が早く割れすぎる。意外性のないDevineには魅力がない。 2002/09/20
Dominic Devine Illegal Tender Walker 7.0 意外な犯人の設定が面白い。事件そのものは小粒でサスペンスフルとは行かない。 2003/03/12
Dead Trouble Doubleday 8.0 犯人の設定は意外そのもので、かつ説得力もある。久しぶりに本格の楽しさを味わった。 2003/12/17
Three Green Bottles Doubleday Crime Club 6.5 楽しく読めたが犯人の見当はつくし、ストーリー展開に切れがない。 2005/02/01
This is Your Death St Martine’s Press 6.5 伏線の引き方が今一つ説得性に欠ける。 2008/10/19
Thomas B.Dewey TCOT Chased and Unchaste Randam House 7.0 まじめな作風は僕好み。後半は盛り上がった。小品だが悪くない出来。 1999/10/29
A Sad Song Sing Pocket Books 5.5 ミステリとして読むと失望する。その当時は新鮮だったかも知れないが今では陳腐。 2000/02/23
Draw the Curtain Close Signet Books 6.0 後半の展開がごたついている。あまりにチャンドラー的な悪役は時代遅れだ。 2000/05/10
The Mean Streat Perma Books 7.0 前半から中盤までの展開が良くできている。犯人の設定も面白い。 2003/10/26
Carter Dickson The Curse of The Blonze Lamp Carrol & Grey 6.5 後半盛り上がったが、できとしては今一つか。 1998/08/13
The Plague Court Murders IPL 8.0 話の展開、意外性とよくできているので感心した。ポケミスは抄訳ではないか。 1998/11/21
The White Priory Murders Bantam Books 6.5 後半はバズラーとして面白いが、前半の読みづらさでは高く評価できない。 1998/12/02
The Red Window Murders IPL 8.0 やはりこの作品は面白い。初めて読んだときを思い出した。高校時代か。 1998/12/28
The Bowstring Murders Berkley Books 6.0 派手な展開にしては、もたつきが目立ち、盛り上がらない。Gauntにも魅力がない。 1999/01/21
The Punch and Judy murders Berkley Books 6.5 落ちは笑わせるが、ミステリとしては大したことなし。 1999/03/22
The Peacock Feather Murders IPL 6.0 密室トリックには少しガックリ。Dicksonのここ2-3作は少し出来が悪い。 1999/07/07
The Judas Window IPL 7.5 トリックがわかると犯人は見当がつく。でも後味も良い佳作。 1999/12/25
Death in Five Boxes Bermont Books 6.5 世評よりずっとよい。ただ読みずらいのと中盤が退屈。 2001/03/08
The Reader is Warned IPL 7.0 殺人方法はともかくとして、最後まで読ませるのはさすがカーである。 2002/06/13
And So To Murder Berkley Books 5.0 カーの中では最低のレベルだが、犯人の設定とミスディレクションでそれなりである。 2002/12/07
Fear is the Same Morrow 6.0 ミステリとしては単純な話で今一つ。ボクシングシーンもさほどではない。 2005/08/26
Seeing is Believing ZEBRA BOOKS 6.5 犯人の設定は面白いが、トリックは陳腐である。それなりに読めるのはさすがだ。 2008/03/25
William Diehl Primal Fear Ballantine Books 5.0 予想通りの展開で面白くない。この手のテーマは鮮度が落ちるのが早い。 2009/07/14
P.C.Doherty Satan in St.Mary’s St Martine’s Press 5.5 犯人がすぐわかるし、あまりにせこい密室トリック。主人公にもあまり魅力がない。 1999/02/09
Ancient Evil Book Club(3 in 1) 6.5 後半少し面白くなった。Harding名義が読みたいが、本が入手できない。 1999/06/30
Crown in Darkness Headline 6.0 後半の展開がミステリでない。歴史小説との割り切りが十分でないのだろう。 2002/11/30
A Tapestry of Murders Headline 7.5 この作品はムードがよい。犯人は見当がつくが楽しく読めた。 2004/07/07
Paul Doherty Murder Most Holy Headline 7.5 必ず人が死ぬ部屋の話と、修道院での四重殺人がうまくからんで楽しく読める。 2001/01/18
The Anger of God Headline 6.5 今回は意外性もなく、ミステリとしての出来は今一つ。 2001/11/28
The Haunting Headline 5.0 定型的なゴーストハウス物で意外性もない。 2002/06/10
By Murder’s Bright Light Headline 7.5 楽しく読めるシリーズ。犯人の設定とアリバイトリックが面白い。 2002/11/05
A Tournament of Murders Headline 6.0 面白くなりそうな題材なのに大したことなし。この作家の限界がわかる。 2003/01/07
The House of Crows Headline 6.5 シリーズのなかでは下位の出来だが、舞台設定の面白さでそれなりに読ませる。 2003/08/06
Assasin’s Riddle Headline 6.0 中盤が退屈なうえ、事件に一貫性がないのが問題。犯人が3組もあるのは頂けない。 2003/11/27
Spy in Chancery Headline 6.0 犯人の意外性に乏しいのが欠点。シリーズ物の一巻と読めばまあ許せる。 2004/09/15
Fridrich Duerrenmatt The Pledge Avon Books 4.0 なんだこの作品は。つまらん。 2000/04/03
Mignon G.Eberhart Fair Warning Popular Library 6.5 中盤が少し長すぎた。犯人の設定は面白いが、動機が陳腐。 2001/01/31
R.S.V.P Murder Popular Library 5.0 犯人の設定がつまらん。思わせ振りの日記にも何の意味もないとはがっかり。 2001/04/17
Margaret Erskine The Woman At BelGurdo Bantam Books 6.0 悪い出来ではない。しかし魅力も感じない。もう一作ぐらい試してみよう。 2002/12/13
Loren D.Estleman Mortor City Blue Pinnacle Books 4.0 言い回しがわからない。展開も退屈でこの作家はもうやめた。 2002/07/11
Helen Eustis The Horizontal Man Pocket Books 5.0 中盤の退屈さがすべてをスポイル。ラストの意外性も大したことはない。 2001/05/29
John Evans Halo in Blood Bantam Books 7.5 サービス満点の作品。意外な犯人にラストのドンデン返し。再読なのが残念。 1999/09/09
Halo for Satan Bantam Books 7.0 速い展開と意外性で読ませる。もっと書かれて欲しかったシリーズ。 2000/06/30
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