作家別採点表(R-Z) ( 1998年〜2010年 )


Author Title Publisher Point Comment Date
Clayton Rawson Death From A Top Hat IPL 7.0 最後のトリックには感心。中盤のストーリー展開が今一つだが、楽しい作品。 2001/08/29
Ghost of the Undead Battered Silicon 5.0 期待はずれ。活劇調でストーリーも面白くない。 2006/10/13
No Coffin for the Corpse IPL 5.5 小説として面白くない。トリックも今一つ理解しづらい。 2009/01/20
Arthur J.Rees The Threshold of Fear Groset & Dunlop 6.0 やはり古臭い。最後に一ひねり欲しいところ。この作家はもうやめ。 2000/01/19
Dilwin Rees The Cambridge Murders Penguin Books 4.0 犯人の設定には納得できないし、人物にも魅力なし。ただ長いだけ。 2002/10/18
John Watson & Arthur J.Rees The Mystery of Downs Grosett & Dunlop 5.0 文書は簡潔でそれなりに読ませるが、古くさすぎる。 2002/07/09
Adrian Reynolds The Leprechaun Murders Phoenix Press 7.5 発端から面白く読める。妖精や謎の小人、意外な(検討つくが)犯人の設定で読ませる。 2003/03/25
John Rhode Death in Harley Street Perrenial Books 6.0 こんな薬品知識が読者にあると思っているのか。Rhodeはこれで当面見合わす。 1999/05/27
The Davidson Case Geoffrey Bles 6.5 トリックはすぐわかる。謎は面白いが、尻切れとんぼが作者の特徴だろうか。 2000/12/27
The Claverton Affair Perennial Mystery Series 7.0 Rhodeらしいまじめな展開。もう少し意外性があればよいが、望むのは無理か。 2001/08/11
Death On the Boat Train Collins Crime Club 4.0 前半はそれなりだが、中盤からひどい出来である。 2003/09/19
Craig Rice 8 Faces to 3 IPL 6.5 中盤少しだれた。悪い出来ではないが、今一つ。 1999/12/15
Mary Roberts Rinehart The Yellow Room Kenshington Books 6.5 ご都合主義だが考えられたプロット。続けて読む気にはなれないが。 1999/05/11
The Case of Jennie Brice Kensington Mystery 6.5 後半の展開はなかなかの物。この作家の構成力を見直した。 2001/10/01
The Red Lamp Kennsington Mystery 1.0 面白くない。130ページで中断。 2003/03/07
Rick Riordan Big Red Tequila Bantam Books 1.0 つまらん。流し読み。 2001/10/30
Lee Roberts Judas Journey Popular Library 6.5 通俗的だが犯人の設定には工夫が見られる。ヒロインのけなげさと後味も悪くない。 2002/07/23
Samuel Rogers You’ll be Sorry Harper 6.5 犯人の設定で読ませるが、中盤の展開にサスペンスがないのが残念。 2002/08/13
David Rosenfelt Open And Shut Warner Books 7.5 主人公、法廷シーン、ラストの意外性と楽しく読める。ただあまりに教科書通りか。 2003/06/18
The First Degree Warner Books 6.0 悪くない出来なのだが、展開が今一つ。ラストをもう少し盛り上げて欲しい。 2004/06/28
Kate Ross Cut to the Quick Penguin Books 7.0 登場人物や舞台設定にストレートな謎解き。次作以降にも期待したい。 2003/07/03
Jennifer Rowe Murder by the Book Bantam Books 6.0 筋書は読めるし、ストーリー展開を見ても大した作家とは思えない。 1999/03/06
The Makeover Murders Doubleday 7.5 閉ざされた館での殺人というテーマは嬉しい。犯人の設定も考えてある。 2004/03/26
Mark Sadler The Falling Man Manor Books 7.0 楽しく読めるシリーズ物第一作。犯人の設定にもう一工夫あれば良かった。 2004/02/11
Here to Die Manor Books 5.0 Black Pantherを扱うのは70年代では新しかったのかもしれない。でももはや陳腐。 2010/01/27
Roger Scarlett The Beacon Hill Murders Grosset & Dunlap 6.0 予想通りの出来。犯人の設定は悪くないが説得力に乏しい。読みやすさは抜群だが。 1999/11/05
The Back Bay Murders Grosett & Dunlop 5.0 まるで面白くない。読み易さだけが取り柄だろう。 2001/04/24
Derek Smith Whistle up the Devil Thriller Book Club 6.5 とても密室ものの傑作とは思えない。Carrの「Plague Court」を見よ。 2000/07/04
Roy Thomas & Barry Smith Conan Saga #2 Marvel Comics 6.5 さほどの出来とは思えないが、楽しく読める。なつかしさもある。 2002/06/24
Tom Rob Smith Child 44 Pocket Books 7.0 力作であるが少し長すぎる。犯人の設定も因縁めいて現実性に乏しい。評価が高すぎないか。 2010/12/31
C.P.Snow Death On the Sail Avon Books 6.5 面白くなりそうな設定だが、今一つ。まあ読んで損はないレベルでしょう。 1999/08/06
Mickey Spillane Vengeance is Mine Signet Books 6.0 思ったより読みずらかった。ラストのフレーズは中々傑作。今日的である。 1998/07/19
I, the Jury Pentzler Facimile 5.5 犯人がみえみえでプロットもありきたり。ラストだけは見事だ。 2003/09/02
Jonathan Stagge Dogs Do Bark Popular Library 6.5 動機は面白いが、少し古さを感じる。犯人も検討がつくが、悪い出来ではない。 1998/12/23
Murder By Prescription Popular Library 6.5 犯人の見当が簡単につくのが欠点か。出来は悪くないが。 1999/07/14
Stars Spell Death Popular Library 6.0 結局スパイ小説もどきになってしまった。発端は面白いのに。 1999/12/29
Turn of the Table Popular Library 7.0 中盤から盛り上がった。犯人の設定も巧みである。 2000/08/24
Yellow Taxi Popular Library 6.0 シリーズ物の面白さはあるが、意外性に乏しく緊張感もない。 2003/08/25
The Scarlet Circle Popular Library 7.0 動機はわかるが楽しく読める作品。時間がかかりすぎて今一つ乗れなかったのが無念。 2006/02/10
Death’s Old Sweet Song DoubleDay 6.0 前半の展開が今一つ。殺人の動機が説得力なし。 2008/12/11
Rex Stout Fer-De-Lance Bantam Books 6.5 評判のわりには大したできではない。ウルフとアーチーは面白いけど。 1998/08/11
Red Box Bantam Books 7.0 予想以上に読ませる。赤い箱の正体は少しガックリだが。ラストもなかなか。 1998/08/20
The League of Flightend Men Bantam Books 6.5 前半の展開には期待したが、ストーリー展開が今一つ。ちょっと残念。 1998/09/02
Black Orchids Bantam Books 6.0 2編とも今一つのでき。ウルフの中編ははもう少し面白いと期待していたのに。 1998/09/10
Over My Dead Body Bantam Books 7.5 予想以上に面白く読んだ。結末は少し時代を感じるが、意外性もあって悪くない。 1998/09/30
The Silent Speaker Bantam Books 7.0 後半が少しあっけなかった。前半が快調だっただけに残念。 1998/10/14
Not Quite Dead Enough Bantam Books 6.5 ちょっと物足りないが、楽しく読める。 1998/11/13
The Rubber Band Pyramid Books 7.0 展開がちょっとくどいが面白く読んだ。でもWolfeの演説は難しい。 1999/01/11
Too Many Cooks Jove Books 7.0 謎は大したことなし。テンポは悪くないが、英語は結構難しかった。 1999/03/02
Some Buried Caesar Pyramid Books 6.0 出来としては今一つ。舞台設定は面白いが、展開がだるいし結末も陳腐。 1999/06/11
Where There is Will Avon Books 6.5 最後の展開は楽しいが謎に深みがないのが欠点。作者の持ち味は別にあるにしても。 1999/12/13
Too Many Women Bantam Books 5.0 まったくつまらない話。謎が大したことないのはともかく展開もだるい。 2000/04/27
And Be a Villain Bantam Books 7.0 犯人の設定を含めよくできている。しかし、Stoutの英語は読みづらい。 2001/02/17
The Second Confession Bantam Books 6.5 題名が暗示的である。ただ動機が今一つ納得できない。 2001/07/03
In the Best Family Bantam Books 7.0 Wolfeの二役は非現実的だが、読ませる。ラストのひねりも楽しい。 2002/04/04
Trouble in Triplicate Bantam Books 7.0 読みづらかったがよく考えられたノベレット。Wolfeの人気が理解できる。 2003/03/17
Three Door To Death Bantam Books 6.5 どれも楽しく読める中編集。 2003/07/04
Murder By The Book Bantam Books 7.0 楽しく読める作品だが、犯人の動機に今一つ説得力がない。Wolfeの魅力は健在。 2004/01/27
Curtains for Three Bantam Books 7.0 楽しい作品集。Wolfe物はやはり読ませる。 2004/08/12
Prisoner’s Base Bantam Books 5.5 中盤が平板で面白くない。犯人の設定は少し面白いが、引き延ばしすぎだ。 2005/10/25
Stanley Sykes The Missing Money-Lender Penguin Books 5.5 中盤までは読ませたが、謎の毒薬というのは古臭い。 2004/01/15
Akimitsu Takagi The Tatto Murder Case SOHO 5.5 くどい。冗漫である。どのテクストを使ったのだろうか。 1999/02/27
Hake Talbot Rim of the Pit Dell Books 7.5 予想以上に面白く読めた。もう一つの作品を読みたい。 1999/04/09
The Hungman’s Handyman The Two Complete Detective Books 7.0 少し期待が大きすぎた。悪くない出来だが、前作には及ばない。 1999/11/24
Alan Thomas The Death of Laurence Vining A.L.Burt Company 7.0 エレベータでの不可能設定が楽しい。ラストで明かされる犯人もよく考えられている 2002/11/08
Michael Underwood Juror Detective Book Club 4.0 つまらん警察小説。最初にきっちり被害者の持ち物検査ぐらいしておけよ。 2002/01/17
Leon Uris DBVII Bantam Books 7.5 後半は迫真の法廷物だが、ミステリとして評価するには無理があろう。 2003/08/17
Henry Wade Heir Presumtive Perrenial Books 7.0 中々読ませる。ラストは余韻を持たせる意図があるのだろう。 1999/06/23
New Graves at Great Norne Perrenial Books 7.0 それなりの長さを退屈させないで読ませる筆力に感心。 2000/05/19
The Duke of York’s Step Perennial Books 7.5 謎の設定とラストの意外性に感心。この作家の構成力と筆力は凡庸でない。 2001/12/13
No Friendly Drop Macmillan 5.0 何の意外性もない展開にはがっかり。前作が面白かっただけに残念だ。 2002/10/24
High Sheriff Howard Baker 5.5 中盤から少し面白くなったが、大した出来ではない。 2006/07/25
Minette Walters The Echo Putnam 6.0 後半尻すぼみ。人物像の描き方には感心するが、ミステリとしては面白くない。 2001/11/21
Shelley Walters The Dunes McKay 6.5 ストーリー展開は悪くない。ラストに意外性があればよかったが、多くを望むまい。 2004/02/04
Hillary Waugh The Eighth Mrs.Bluebeard DoubleDay 6.0 最後が腰砕け。ツイストを期待したが、ハッピーエンドに流れてしまった。 2000/07/11
The Late Mrs.D Avon Books 7.0 ラストに法廷シーンまで配してサービス満点だが、中盤の盛り上がりに乏しい。 2001/08/08
Kenneth Whipple The Fires at Finch’s Folly Crowel Company 7.0 意外な結末が効いている。さすがに古くさいが、Rhodeより面白いぞ。 2001/11/16
Phillis A.Whitney The Lost Island Fawset Books 6.0 ラスト60ページはそれなりに読めたが、前半は退屈だった。 2001/03/05
Leslie Whitten Progney of the Addr Avon Books 5.5 なんだ、定石どおりの展開で意外性も何もない。つまらんできだ。 1999/09/05
David Williams Treasure By Degree Mysterious Press 0.0 つまらん。やめた。 2002/12/24
Clifford Witting There was a Crooked Man Perennial Books 7.0 犯行の動機が面白い。人物に魅力がないのが残念だが、悪いできではない。 2000/02/06
A Bullet for Rhino Hodder and Stoughton 5.0 「世界ミステリ作家事典」では褒められてるけど退屈な作品。前作はよかったのだが。 2001/04/04
P.G.Wodehouse Right Ho,Jeeves Everyman Library 6.0 所々面白いところもあるのだが、少し長すぎる。 2004/01/21
Gene Wolfe The Shadow of Torturer Pocket Books 5.0 読みずらい。どこが面白いのかわからん。 2000/03/08
Steven Womack Murder Manual Ballantine Books 4.0 つまらない話を読まされた。意外性のない結末といい、冗漫な展開といい問題外。 2001/12/19
Sara Woods Bloody Instructions Avon Books 5.0 ストーリー展開が平板である。法廷シーンも盛り上がりに乏しい。 2002/11/19
Colonell Woolrich The Black Curtain Dell Books 6.0 期待していたのに大した出来ではなかった。 1999/04/28
Total :87