ひとりよがりのモバイルＰＣ ( その２　専用キーボード編 )

理想からの転落く第一歩＞　SC-03G このキーボード、キーが足りないぞ

このキーボードを一目見てわかることは、キー数が足りないということですね。
普通の日本語キーボードと比較してみると

• バックスペース左側にある
  　　“\”　と　“|”
• 右Shift左側にある
  　　“_”

がSC-03G専用キーボードには見当たりません。しかし、これが打てないと話にならないでしょう。ちょっとしたコードも書けないぞ。
もしかしたら、このキーボード、「刻印はJIS配列キーボードになってはいるが、ハード的にはUS配列なのではないか」という疑問が湧いてきました。中華のバッタモンキーボードによくあるやつですわ（笑）。
標準のGalaxy日本語入力を使ってみると、キーボード刻印どおりに打てるのが不思議ですが、このあたりで何かやっているのでは、という疑念もあります。

Webを検索

そんな感じでWebを検索してみると、写真で解説する「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」を見つけました。この記事内３枚目の写真に、専用キーボードの刻印がしっかり写っていますが、やはりUS配列ではありませんか。販売直前まではUS配列だったのに、急遽JIS配列に変更したということでしょうか。

ズバリの記事を発見

更に調べていくと、このあたりを詳細に調べている記事を見つけました。
これによると、

実際のところGoogle日本語入力を入れるだけでUS配列として使えました。なぜかと言うと、US配列キーボードをJIS配列として認識させていたのは、OSの設定ファイルでは無く標準IMEだったからです。

とのこと。なるほど、やはりそういうことですか。どうも貴重な情報ありがとうございます。
早速、Google日本語入力を入れ、「設定」→「入力」→「ハードウェアキーボードのキーマッピング」を「システムデフォルト」のままにしておけば、問題なくUS配列キーボードとして使えました。

USキーボード、どうということはないぞ。

使えるようになったのは良いが、「キーボード刻印が日本語キーボード用なのはちょっと困る」という人が多いかもしれませんが、個人的にはさほど苦になりません。別に日頃からUS配列を使っているというわけではなくて、こういう状況に慣れているという感じかな。
ちょっと前までLinuxをインストールすると、初期状態はまず間違いなくUSキーボードとして認識されていました。なんとかjp106に変更する頃には、それなりにUSキー配列に慣れてしまうというわけです。インストール時にキーボード設定ができるようなったのは、Ubuntuが出てきてからでしょうか。

さて、不本意ながらUS配列になってしまった場合、まずは次の２点を覚えておくとなんとかなるような気がします。

• 共通部分を覚える。
  これは野球になぞらえて、不動のトップ、クリーンアップ、下位打者と覚えます。
  ようするに、１，３，４，５の上部のキーと最下段のキー（Mの横）は、US配列、JIS配列共通です。
• カッコわるいぞ、ずれてるぞ
  US配列では、"("、")“と、"["、"]“は必ず隣同士にあります。JIS配列の”("、"[“の近くを押せば出てきます。

これくらいを頭に入れて使っていると、そのうち体が覚えてくれるでしょう。

しかし、これを絶対に許せないと言う人もいるのだろうなあ。
わたしはコンピュータ関係に長かったせいか、少々の妥協はすぐ受け入れます。自分のやってきたことを考えると、あまり強く出られないせいなのかもしれませんが。

なにはともあれ、この専用キーボード、「理想のモバイルPCからの転落く第一歩＞」となりましたね（笑）。

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（参考）　日本語切り替えキー

参考までに、SC-03G専用キーボードでの日本語切り替えキーを上げておきます。
ATOKは、ハードキーボード使用時にソフトキーボードを消せるので、用途的に一番使いやすい気がします。有料ですけど。
初期状態が「英数半角」というソフトはないのでしょうか。何か設定があるのかな。

日本語変換	変換キー	ハードキーボード使用時	初期状態	その他
Google日本語入力	CTRL+SHIFT	常にソフトキーボード出現	必ず日本語モード
ATOK	ALT+~(半／全)	ソフトキーボードを消せる	必ず日本語モード
Galaxy日本語キーボード	わからない	常にソフトキーボード出現	必ず日本語モード	キーボードの刻印通りに打てる

（2020/06 追記）
SC-03Gのようなハードウエアキーボードのある機種では、nicownnGが最適かもしれません。まず、ソフトキーボードを消すことが出来ます。さらに、気に入ったのは初期状態を英数半角にできること。おまけにフリーですよ。