HMM 1970/4 No.168

ミステリらしい小説はホックの一篇のみ。つまらない話にうんざり。

題名 作者 評点 コメント
兎とカメに関する驚くべき真相 ロード・ダンセイニ 6.0 ラストが妙におかしい。
唖の金庫 アラン・K・ヤング 7.0 オチは予想できるが、アイディアが良いし金庫を盗まれた男との会話が楽しい。
コナン・ドイルを読んだ男 ウィリアム・ブルテン 5.0 このオチはホームズ物に詳しくないとわからないだろうな。
一角獣 コナン・ドイル 4.0 降霊会で一角獣が現れるというだけ話で、なんのひねりもなし。
停船、綱をとれ ジョン・オハラ 3.0 パル・ジョーイシリーズ。いつもの与太話でつまらん。
魔術師の帝国 クラーク・アシュトン・スミス 5.0 晦渋で難解なだけで話はつまらない。
二本目の釘 スチュアート・クルーティ 5.0 浮気を疑う女はある呪いをかける。それだけの話。
幽霊伯爵 クリスチアナ・ブランド 6.0 幽霊話から過去の事件が現れてくる。老婦人の会話が不気味だ。
モンキー・ハウスへようこそ カート・ヴォネガット・ジュニア 3.0 人工過剰になった地球で去勢されている男女のつまらない話。
一山のパン レイ・ラッセル 4.0 契約もつれの話だが、オチがつまらん。
穢れた切符 エドワード・D・ホック 6.5 怪盗ニック物第2作。上演の終わったきっぷを盗むように依頼されたニック。いささか無理があるが、面白く読める。
クラレンス・ダロウは弁護する17 アーヴィング・ストーン
麻薬運河4 完結編 アリステア・マクリーン
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紐育の日本人 平尾圭吾 アーチャー・イン・サンタバーバラ
ミステリ診察室 ファイアボール作戦 ダン・マーロウ
ノンフィクションガイド 青木雨彦 人間もどき
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響きと怒り
ミステリ一駒漫画 梅田秀俊
表紙 表紙の言葉 真鍋博
目次・扉 真鍋博
イラスト 真鍋博・勝呂忠・金森達・新井苑子・杉村篤・池田拓・伊藤直樹・岩渕慶造・桜井一・楢喜八・田中武柴・山野辺進・畑農照雄
ページ 202ページ
定価 250円

掲載作の中で、ミステリらしい小説はエドワード・D・ホックの「穢れた切符」のみ。この作品、ニック・ヴェルベット物の中では大した出来ではないでしょうが、ラストでようやく一息つきました。中盤はつまらない作品が多く、いい加減うんざり。今号から20円値上げ。当時の読者はどう思ったのでしょうか。