HMM 1970/3 No.167
佳作が三作。多くを望みませんから、このレベルをキープしてください。
| 題名 | 作者 | 評点 | コメント |
|---|---|---|---|
| 小さな社会 | 星新一 | 5.0 | 漂流した男女が演じるドラマ。オチは今ひとつ。 |
| 緑の絨毯 | ロバート・マクニア | 2.0 | 読むに耐えない。 |
| 飛びこみ | ロバート・L・パイク | 6.0 | ホームズのパロディで有名なフィッシュが別名で書いているシリアスな警察物。特に新味はないが悪い出来ではない。 |
| 夢売ります | ロバート・シェクリイ | 7.5 | 10年の寿命と引き換えに夢の世界へ行けるという誘いに乗った男。物悲しいラストが印象的だ。 |
| 大空の王者 | クリスチアナ・ブランド | 5.0 | トビを餌付けしようとする老女は自らの最後を迎えるのだが。結末は予想通り。 |
| 瑪瑙のプール | エドワード・D・ホック | 6.5 | 怪盗ニック初登場は、プールの水を盗む話。シリーズの中でも有名な作品ですが、理由は見当がついてしまう。 |
| 賭屋とコンピューター | リチャード・カーティス | 5.0 | 賭屋シリーズ。今回は何のひねりもないのが残念。 |
| 吟遊詩人ヴァラの剛胆 | ポール・アンダースン | 7.0 | 「剣と魔法の国」の一篇。ファンタジー風な展開で読ませる。 |
| 天使と悪魔と青年と | ジョン・コリア | 5.0 | 天使と悪魔が同居した上での三角関係。あまり面白くない。 |
| ワン・ワン | ジョン・オハラ | 2.0 | 全くつまらん。 |
| 使命 | ブルース・ジェイ・フリードマン | 2.0 | 何が書きたいのか理解できない。 |
| 義理の固い男 | デイモン・ラニアン | 7.0 | 登場人物像が妙におかしく面白い。楽しく読めます。 |
| クラレンス・ダロウは弁護する16 | アーヴィング・ストーン | ||
| 麻薬運河3 | アリステア・マクリーン | ||
| 女王陛下の騎士伝説 | 大友昌司 | ||
| 新・進化した猿たち | 星新一 | ||
| 深夜の饗宴 | 小林信彦 | ユーモア小説への招待 | |
| ラムプ・シエード | 武蔵野次郎 | ||
| 死刑執行人 | 脇坂一郎 | ||
| 私論・松本清張 | 福田淳 | ||
| 紐育の日本人 | 平尾圭吾 | 推理作家群像 ヒラリイ・ウォー | |
| ミステリ診察室 | 査問 ディック・フランシス | ||
| ノンフィクションガイド | 青木雨彦 | エコノミック・アニマルちゃん気をつけて | |
| 街角のあなた | |||
| 海外ミステリ消息 | |||
| 響きと怒り | |||
| ミステリ一駒漫画 | 梅田秀俊 | ||
| 表紙 表紙の言葉 | 真鍋博 | ||
| 目次・扉 | 真鍋博 | ||
| イラスト | 勝呂忠・真鍋博・金森達・池田拓・桜井一・伊藤直樹・岩渕慶造・楢喜八・山野辺進・畑農照雄 | ||
| ページ | 202ページ | ||
| 定価 | 230円 |
大田博編集長就任後のHMMは、「評論とエッセイ」および「有名作家の長編連載」を柱に押していく方向のようです。まあ、読み切り短編を毎号10作以上セレクトして一定のレベルを維持するのは大変でしょうから、これは妥当な方向性でしょう。
エドワード・D・ホックのニック物、ロバート・E・ハワードを始めとする「剣と魔法の国」の紹介など、今後の展開に期待したいと思います。