Android黎明期のクラムシェルたち ( その9 IS01でもLinuxを使おう )

IS01で、Debian Wheezyを動かしてみる。


さて、久しぶりに取り出したIS01なのですから、何もしないのはもったいない。なんとかの一つ覚えなのですが,このマシンにもLinuxを入れてみましょう。やり方も二番煎じ,Android黎明期のクラムシェルたち(その2 LifeTouch NoteでLinuxを使おう)でやってみたDebian化です。LifeTouch Noteよりリソースの少ないIS01ですが,ターミナルベースなら何とかなりそうです。

結論から申し上げますと、

Andorid1.6ではうまく行きませんが、2.2では問題なく起動しました。

使用感ですが、設定で「コントロールキー」に”トラックボール”,「Back Button behaivior」に”Send ESC to Terminal”を割り当てると,Emacs、vimもそれなりに使うことができました。先のLifeTouch Noteでも説明しましたように、環境を設定すれば日本語表示は問題ありません。
python2.7、gccなどの言語も動きますし,sshでリモートに繋げることも可能です。

日本語入力に対応する

LifeTouch Noteでは標準のATOKが日本語入力にも使えましたが、IS01のAndroid2.2で導入される”iWnn”や、”Google日本語入力”では、入力ができません。ツールを色々探してみて、なんとかこれを見つけました。

SKK for Android

このサイトにある”SKK for Android 1.6(ハードキー専用版)”というバージョンを導入すると、IS01でも日本語入力が可能になります。

Emacsでの入力がこちら。

これは、Androidにおける日本語入力ですから、コマンドラインでも当然使えます。

なんとか日本語入力もできるようになりました。


最後に

もはや、あまり使い道のないIS01ですが、ターミナルベースではありますが、Linuxが動く230グラムの軽量マシンとなれば、少し使ってみたいという人もいるかもしれませんね。
中古で2、3千円も出せば購入できるマシンですので、おもちゃとして割り切れば、ちょっとした退屈しのぎにはなるでしょう。