2019-12-14 東海道を東上しながら、古本屋を歩く

快晴。今年は暖冬かな。本日は、途中古本屋に立ち寄りながら横浜の実家まで行くことにします。

貧乏人の必須アイテムで旅立つ

青春18切符で帰りましょう。ご存知のとおり、普通列車限定の切符。新幹線嫌いにはピッタリのシロモノ。やたら時間はかかりますが、途中下車しながら古本屋めぐりなどをして過ごせば、苦になりません。

青春18切符

消費税アップで12000円を超えてしまいましたが、それでも1日2400円程度でどこまでも行けるのは嬉しいところ。


まずは快速でスタート

茨木7:09(706K)8:24能登川8:27(3200M)8:41米原

18切符で大阪方面から米原方向に向かうには、新快速を利用するのが常識かも知れませんが、わたしはあえて途中まで快速に乗ることにしています。
理由は簡単、空いているから。新快速を高槻から乗った場合、京都まで座れませんからね。その点、休日の快速は空いているし、この時間帯はほとんど12両編成。ボックスを占有してゆったり過ごすことができます。ほんの10分ぐらいの時間差で、快適さは段違いです。

茨木発 能登川で新快速

能登川で後からくる新快速に乗り換え。ここまでくれば、新快速もガラガラです。いつも思うのですが、新快速列車の能登川から彦根あたりでの加速度はすごいですね。


米原乗り換え、焦らないこと

米原8:46(3204F)9:19大垣

米原の乗り換えはホームが違うので、架線橋を渡らなければなりません。かなりの乗客が狭い通路にあふれるような状況になりますが、焦る必要はありません。
米原〜大垣区間の列車は通常4両編成が基本ですが、3204Fは長い8両編成。階段下すぐの車両などは、すぐ満席になってしまいますが、後部の車両を目標にゆっくり歩いていけば、まず問題なくすわれます。

関が原も快晴だ

毎年1月をすぎると、能登川あたりからどんよりした雰囲気を漂わせはじめ、米原を越えて関が原に近づくと突然の雪景色。そこから大垣に降りてくるとまた晴れ、というメリハリの効いた展開が楽しめるのですが、まだ12月。関が原も快晴です。列車は、ほどなく大垣に到着。

大垣駅到着

大垣からはJR東海の特別快速

大垣9:19(5108F)10:43蒲郡

ここからは、特別快速に乗り換え。米原同様、乗換客が階段に押し寄せますが、これまた心配することはありません。この列車も編成が長いので、こんどは名古屋寄りの最前部まで移動すれば問題なく座れます。この乗り継ぎは何回も経験していますが、夏場の最多客時でも立つはめになったことはありません。

豊橋行


蒲郡で途中下車

豊橋を前にして、蒲郡で途中下車。駅のキヨスクで「中部時刻表」を購入しました。

中部時刻表

この時刻表は、大阪から東京までの鉄道路線を対象にしているコンパクトなものですが、かつて金沢駅で偶然手にして以来、非常に気に入っています。
今回の旅にも最適の時刻表なのですが、残念ながらJR東海の管内でしか入手できません。ここで発見できたのは幸いでした。eBook好きなわたしですが、時刻表だけは現物主義です。

蒲郡の古本屋「花木堂」 ここで注意すること

蒲郡駅前の道を北上、少し進んだ信号の向こうに「花木堂」があります。

花木堂

小さな店ですが、なかなか品揃えも良く気に入っています。
ここでは店内に入ったら、まずカバンやリュックを机の上に置いてから本を見ること。
これをしないと、すかさずチェックされますぞ。最初はすこしびっくりしました。

豊橋で昼食

蒲郡11:00(3122F)11:18豊橋

豊橋で下車。「かつさと」というチェーン店で、とんかつランチ(L)(750円)で昼食。もちろんビール(500円)も飲みます。結構うまかったですね、また来ます。
キャベツもご飯も大盛りだったので、これはシニアには少しきつかったかな。貧乏性なので残すということができません。そのせいか、やたら腹持ちが良かったですね。

豊橋12:24(946M)12:59浜松

浜松行きの列車は、すごい混雑です。何かイベントでもあったのでしょうか。3両編成では短かすぎますね。立ち客多数で浜松到着。


浜松の古本屋

行きは徒歩で、駅を出て西側のビルの間から交差点を出て直進します。

何回か信号を渡って、左手にあるのが「典紹堂」。

典紹堂

そこから、浜松城の方向に進むと、「時代舎」があります。

浜松城方向 時代舎

残念ながら、今回は何も購入できず。さすがに帰りはバス。遠州バスはかなりの頻度で来るし、運賃も安い(120円)。

浜松行きのバス


「静岡エリア」に突入

青春18切符ユーザー、いわゆる18キッパーの間で悪評高いのが、浜松〜熱海のいわゆる「静岡エリア」。
この区間はそれなりの規模の都市が並んでいるのに、列車は3両編成がほとんどで、非常に混み合う。おまけに車両は、通勤仕様のロングシート、トイレがついていないケースも多い。
確かに、ここを一気に乗り切るのは結構辛いですね。いろいろの対策があるようですが、わたしは古本屋目当ての途中下車を繰り返すことで、乗車時間を小刻みにすることで対応しています。

藤枝は焼津書店

浜松14:10(824M)15:02藤枝

浜松からの列車も、相変わらずひどい。立ち客多数です。米原〜大垣間が4両で、浜松〜静岡間が3両というのは、どう考えても理不尽でしょう。

静岡行き 藤枝到着

藤枝で下車します。ここにあるのが「焼津書店」
従来は西焼津に1店舗、藤枝に2店舗あったのですが、現在は藤枝1店舗に集約されています。

焼津書店

ここで買ったのは、「ゴルの無法者」(100円)。ジョン・ノーマンのゴルシリーズは、原書に手を出してまで読んでいたほどのファンだったので、一度まとめてみたいと思っています。今回の購入は、鏡明氏の解説が目当てです。実家にあるかどうかわからないので。

ゴルの無法者

書名 作者 出版社 価格 備考
ゴルの無法者 ジョン・ノーマン 東京創元社 100 焼津書店

静岡でも歩く

藤枝15:31(830M)15:51静岡

静岡下車。浅間通りまで、結構な距離歩きます。

この辺に来たのは何年ぶりでしょうか。20年以上前かもしれないなあ。ここの「あべの古書店」は良い品揃えですね。また行かないといけません。近くの「ブックスランド馬場」にも立ち寄り、今日は引き返します。

あべの書店 ブックスランド馬場

ここからは熱海で乗り換え、横浜へ

静岡17:00(450M)18:14熱海

熱海行 熱海行2

熱海18:40(1642E)19:46大船

昼の影響で食欲が湧きません。この辺で夕食を考えていたのですが、このまま帰ることにしましょう。